一般社団法人日本惣菜協会(会長:平井浩一郎)は、2025年度「惣菜管理士養成研修」を10月より開講しました。
今年度は一級580名、二級875名、三級1,935名、計3,390名の方から受講の申込みをいただき、10月1日から2026年3月31日までの6か月間の通信教育で、資格取得に向けて受講をスタートしました。
惣菜管理士事業は、「惣菜業が産業として発展するためには人材育成が必要不可欠である」という業界からの要望を受け、1992年から資格試験制度を開始し、創設から30年以上が経ち、現在、惣菜管理士登録者は全国で2,537社37,378名になりました。
「惣菜管理士養成研修」は、食産業に携わるすべての方に向けた業界の人材育成を目的に、食品の製造工程を通じて“食品に関しての総合的な知識”を体系的に学べる通信教育として、惣菜製造業のみならず食に関連する様々な業態の企業に広がっています。
昨年度の養成研修から、通信による研修の他に「集合セミナー」が研修の修了要件に加わり、科目学習の他、食に携わる者として知っておきたい内容を学習します。今年度の集合セミナーは、「健康惣菜という価値づくり~健康価値を生む商品開発の実践ヒント~」「中食ブランドの確立に向けて」「海外惣菜売場から捉えた食のトレンド分析と環境持続のための取り組み事例」をテーマに3名の講師がセミナーを務めます。
また、一級惣菜管理士取得者レベルに合わせたより深く高度な学びの場として、2023年4月より「日本デリアカデミー」の活動がスタートしました。
協会では、資格者同士の交流を活性化させることで、惣菜管理士資格の地位向上とともに、業界全体の人材育成と更なる業界の発展を目指していきます。