惣菜製造管理認定事業とは
中食・惣菜産業は2019年には10兆3,200億円の市場規模(「2020年版惣菜白書」より)になっています。
惣菜の市場規模拡大は、惣菜産業にとっては歓迎するべきことですが、それにともない消費者の惣菜を見る目は一段と厳しくなってきています。食の安全・安心に対する消費者意識がますます高まる中で、行政は消費者庁を設置し、消費者からの要望に応えることとしています。
このような状況の中で、食を提供する事業者としては、より気を引き締めていかなければなりません。
当協会では、惣菜・弁当や野菜加工などを製造する事業者への新たな支援事業として、2007年から「惣菜製造管理認定事業(JmHACCP)」を行っております。
JmHACCPは、惣菜・弁当や野菜加工などの製造工程において、食品に起因する衛生上の危害の発生防止と適正な品質の確保を図るため、
①コーデックスの7原則に基づいた衛生管理の適切な運用
②HACCP運用を効果的・効率的に行うための一般衛生管理の実施
の2点を主要なポイントとして検査及び審査を行います。
2018年に食品衛生法が改正され「HACCP制度化」が経過措置期限付きで成立しました。
2021年6月にはその経過措置期間が終了し、すべての食品等事業者が「HACCPに沿った衛生管理」を行わなければならなくなることから、制度の普及はもとより、惣菜・弁当や野菜加工などを製造される事業者の健全な発展にお役立ちできれば幸いです。
惣菜製造管理認定事業
惣菜製造施設の衛生及び品質管理がHACCPシステムの管理水準を満たして運営されている場合、JmHACCPとして認定する。
HACCP管理を希望する惣菜・弁当及び野菜加工などの工場が対象施設となる。
S級惣菜管理士をおくことが前提になる。但し不在の場合は経過措置として協会の有資格者が代行できる。
認定期間は3年とし、継続申請があれば更新する。
※S級惣菜管理士(詳細については協会にお問い合わせ下さい)
:惣菜製造管理認定事業においてHACCP認定施設(JmHACCP)を認定申請する事業所におかれるもので、一級惣菜管理士の資格を有し、当協会が指定するHACCPに関する研修等を受講し、かつ食品関連企業で実務経験が5年以上あることが登録の条件になり、登録後3年毎に更新試験がある。

審査費用や審査内容概要
認定施設一覧