【プレスリリース】「デリカアドバイザー養成研修」修了認定者111名誕生

 一般社団法人日本惣菜協会(会長:平井浩一郎、以下「日本惣菜協会」)は、9月15日に「2020年度第1回デリカアドバイザー養成研修」の修了認定者を発表しました。9月8日の修了認定審査会において、111名を修了認定者として認定致しました。これにより、デリカアドバイザー修了認定者は、約280社、2,417名となりました。

 日本惣菜協会では、小売業の方々からご要望を頂き2013年11月に「デリカアドバイザー養成研修」をスタート致しました。デリカアドバイザー養成研修は、惣菜売場のスタッフが、惣菜を調理・販売する際の注意点、衛生や食品表示等の食品法令、バックヤード・厨房での作業工程等を通信教育で学ぶ研修です。

 惣菜・中食産業は、社会環境の変化(少子高齢化、単身者増加、女性の社会進出増加等)を背景に、市場規模10兆円を超える大きな産業へと成長し、惣菜は国民の食生活には欠かせないものとなっております。それに伴い消費者の関心も高まり、売場では美味しさだけでなく、原材料や栄養素についての素朴な質問や、アレルゲンなどの健康や安全・安心に関わる事項等まで、さまざまな問い合わせがあります。中食需要の拡大が見込まれる中で、より多くの消費者からの様々な問い合わせへの対応が必要になることが予想されます。また、今回の新型コロナウイルス感染症による惣菜売り場におけるバイキング形式への不安など、消費者の不安を取り除くこともデリカアドバイザーの重要な役割となります。惣菜売り場で働く方々が、基本的な知識を習得することで、店舗の信頼につながるとともに、食品表示制度の一翼を担う重要な役割を果たします。

 この研修を採用している企業では、売場のリーダーがデリカアドバイザーの資格取得後、テキストを他のパートタイマー等への教育教材としてご利用頂き、共に働くスタッフに伝えていくことで、店舗全体の知識レベルの向上にご活用頂いております。合格者からは「知識を身につけることで、自信を持って対応できるようになった」等の声が寄せられております。また、資格取得後はデリカアドバイザー認定証を店頭に掲示することが可能になり、惣菜を購入するお客様の買い物サポーターとして、「信頼される売場」づくりを後押ししております。
 今後も協会では自信を持って惣菜業界で働く人の人材育成のお手伝いに注力して参ります。

 次回のデリカアドバイザー養成研修受講の申込みは10月1日から11月末まで受け付けております。

 

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